2022年01月18日
2回目の今回は、
近年、耐震等級という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
耐震等級とは、住宅の性能表示制度を定める品確法によって決められた
耐震性能の指標であり、3段階で定められております。
耐震等級1とは、数百年に一度発生する地震力に対して倒壊・崩壊しない、
そして数十年に一度発生する地震力に対しても損傷しない程度の耐震性を備えた建物を示します。
一般的には建築基準法レベルと言われ、耐震性能を特記していない一般的な住宅はこちらに該当します。
耐震等級2は、耐震等級1の1.25倍の地震力に対して倒壊・崩壊しない耐震性を備えた建物を示し、
学校や病院など公共性の高い建物と同等レベルの耐震性能を示します。
耐震等級3は、耐震等級1の1.5倍の地震力に対して倒壊・崩壊しない耐震性を備えた建物を示し、
警察署や消防署などの防災拠点と同等レベルの耐震性能を示します。
なぜ耐震等級3まで強固な仕様にしたのか。
それは、時代とともに住宅の性能も変化していく中で、一般住宅=耐震等級1という認識は
変化していく事が考えられます。そうした中で耐震等級3も作ることができる住宅会社であるという事を
皆様に知って頂くために今回のモデルハウスは耐震等級3の強度で設計致しました。
耐震等級3を目指すにあたり、通常の構造計算以上に検討する項目が増えるのですが、
その一例である床倍率のチェック(水平構面の強さ)により、
新モデルでは小屋組の下に構造用合板を一面に貼り強度を確保しております。
(イメージとしては、段ボール箱を閉じる事で強くなるような感じです。)
新モデルを訪れる際には、ぜひ隠された強度にも注目してください♪