構造・性能

structure

構造


木造在来軸組工法



木造住宅の構造は「木造軸組工法」と「木造壁式工法(ツーバイフォー)」の2つの工法があり、S.STYLEでは伝統的な工法である「軸組工法」を採用しております。

かつては「ツーバイフォーの家が強い」と言われた時代もありました。しかし、阪神淡路大震災以降に制定された新しい耐震基準(2000年基準)によって、骨組を緊結する金物の規定や壁量の基準が設けられ、「一定量以上の耐力壁をバランスよく配置させ柱と共に建物を支える構造」となり、軸組工法は壁式工法にも劣らない耐震性を可能にしております。


金物で緊結した軸組

金物で緊結した軸組




耐震性の向上「ハイベストウッド」



(株)NODAのHPより


S.STYLEでは軸組工法にHBW「構造用ハイベストウッド」を採用しております。
土台、柱、横架材を、構造用ハイベストウッドで一体化し、床も剛床とすることで、壁面全体で外力を受け止める構造となり、耐震・耐風性能を向上させております。



地震に強い剛床工法



剛床工法とは、910mmのスパンで組まれた大引きの上に24mmの構造用合板で床の下地をつくる工法です。かつて主流であった根太工法より床材が面として強固となる為、地震や風などの横荷重に対して耐震性能が高まります。




耐震等級


S.STYLEでは、耐震等級2相当に更に積雪荷重を考慮した構造強度を標準としております。
お客様のご要望があれば 耐震等級3(防災拠点同等)まで構造計算した耐震性のより高い住宅を提供致します。

※構造グレードアップはオプションとなります。




北陸の気候に合わせた基礎構造


基礎構造にはベタ基礎を採用。強度性が高いことに加えて、床一面が鉄筋コンクリートで覆われる事でシロアリの侵入を防ぐ事が出来ます。
また、基礎の全周には通気性の良い基礎パッキンを配置し、床下の湿気を排湿する事で、木材の腐朽や湿気を好むシロアリの侵入を防ぐ事が出来ます。




性能


オールトリプル樹脂窓採用の快適な暮らし



※YKK AP(株)のHPより


家の快適性を考えたときに、窓の性能はとても重要になってきます。なぜなら快適な室内空気の大半は窓から失われるからです。

S.STYLEでは、住宅窓の最高ランクである【トリプル樹脂窓(APW430)+Low-Eガラス(ガス入)】を標準で採用!
一般的なペアガラスに比べて約4倍の断熱効果があるトリプルガラスを使用することで、冬の窓側の冷気を抑え快適な室空間を維持します。また、窓が冷たくならないので不快な窓の結露も発生しにくくなります。

また、ガラスには特殊金属膜をコーティングしたLow-Eガラスを使用しているので、夏場の強い太陽熱を遮り涼しい室内環境を維持します。
トリプル樹脂窓は寒さ・暑さ・結露の無い1年中快適な暮らしを実現させます。




高気密で高断熱な吹付断熱材



吹付けの様子


外壁・屋根の断熱材には、現場発泡のウレタン断熱材アクアフォームを標準仕様としております。
住宅の躯体に直接吹付けして発泡させるアクアフォームの工法は、隙間なく一体化した断熱構造で優れた気密性を発揮します。また、剥離・脱落の心配が無いため、長期にわたり高い断熱効果を発揮します。




高い省エネ性(Ua値)



省エネ性能の基準の1つにUa値という外皮性能を表す指標があります。
住宅の外壁・床・屋根・開口部を通じて外部に逃げる熱量を、外皮面積で平均したこのUa値という値は、小さければ小さいほど熱が逃げにくい、断熱性の高さを表します。国の定めたH28年の省エネ基準値が0.87、更に昨今推奨されているZEH基準0.6に対して、S. STYLE  では0.4~0.48の数値を出しており、国の定めた基準値より大幅に高い断熱性・省エネ性を確保しております。



気密性(C値)


C値測定の様子


測定結果


高い断熱性能を発揮するには、気密性能も重要になってきます。部屋が暖かく保温されていても隙間から冷たい空気が入り込めば体感的に寒さを感じるからです。
気密性を測る指標としてC値※1があるのですが、S.STYLEでは専門の気密測定試験機を用いて、全棟C値を測定しております。
一般的にC値1.0以下で気密性が高く省エネ効果が期待できるといわれ、0.5以下で優れた気密性があると言われる中でS.STYLEでは平均0.3以下であり、標準的に優れた気密性を確保しております。


C値とは住宅の相当隙間面積を指し、値が小さければ小さいほど家の隙間が無く気密性の高い住宅という事を表します。