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2021年02月22日


3月を目前に迎え、三寒四温ではありますが少しずつ暖かくなってきたように感じます。
お天気がよく気温の高い日は過ごしやすく、お外にでかけたくなりますよね。
きっとモデルハウスへと足を運ぶ方が増えるこの時期、見学に行くと耳にする「住宅性能」のあれこれ。
今回は住宅性能を示す、さまざまな数値の解説と注意点をご紹介します


C値
気密性を表す数値。数値が小さいほど家の隙間が少なく、冷暖房効率が高くなります。
どこからが高気密というボーダーラインはないので要注意。
それほど数値が良くなくても高気密住宅と宣伝している場合もあるかもしれません。


Q値
断熱性能を表すもの。数値が小さいほど断熱性が高い。
実際の断熱性は家の形や一階と二階の割合などでも変わるが、
この計算式では反映されないため、鵜呑みにできません。


UA値
断熱性能を数値的に表したものです。数値が小さいほど高断熱。
延べ床面積をもとに計算するQ値に比べて屋根や外壁の面積も反映するので、より正確と言えます。


長期優良住宅
長く安心、快適に暮らせる家として平成21年にスタートしたこの制度。
耐久、耐震、省エネ、メンテナンス、バリアフリーなどの基準をクリアして認定された住宅のことを指します。
政府は金利や税金の優遇を設けて普及を図っていますが、着工前の申請や完成後の点検など
手間がかかることが多かったり、建築費のアップが起こり得るので注意が必要です。


ZEH(ゼッチ)(ネットゼロエネルギーハウス)
断熱・省エネ性能を上げながら太陽光発電などでエネルギーを創り、
エネルギー収支が±0(ゼロ)になるエコな住宅の種類を指す言葉。
発電設備でイニシャルコストが高くなることや設備の寿命、
売電価格の下落、日照時間が短い北陸での発電量なども懸念されます。


BELS(ベルス)
建築物の省エネ性能(燃費)について、評価・認定する制度。
BELSは各住宅会社による基準ではなく、第三者機関による評価なので、信頼性が高いという特徴があります。


よく耳にする性能を示すキーワードについてご紹介しました。
このように色々な数値やキーワードがありますが、なんと言っても施工が一番大事!
快適さを高めるため、より良い数値を求めるのは良いことですが、
実際に住んでみて計算上のわずかな差を体で感じとることはできないと私たちは考えます。

一生に一度の大切な家づくり。

数値を気にしすぎて、こんなはずじゃなかったとならないために
あくまでもひとつの 『目安』 として考えてみてはいかがでしょうか?


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